「バルセロナ旅行」の巻

2008年12月26日〜29日 曇り時々雨、たまに土砂降り

イギリス駐在後、初めての海外旅行に行ってきました。場所はスペイン・バルセロナ!場所は地図を参考にしてもらうとわかると思いますが、イギリスのはるか南です。冬だけど、きっと暖かいに違いない!ということで選んだ目的地でした。


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朝は家族揃って4時に起き、5時30分頃には空港駐車場に到着。そして空港で軽く腹ごしらえしてから、まだ暗い7時前には飛行機に乗りました。



飛行機に向かう涼佳さんです。Easyjetでのフライトだったのですが、初めてタラップから乗る飛行機は珍しかったようです。暗い内からの活動でしたがみんな元気マンマン。でも涼佳は飛行機の着陸の時に耳が痛くなって号泣してました。空気の抜き方が下手なようです。





バルセロナ空港はとてもきれいでした。ただ、ガイドブックやネットで見ても、治安の悪さ、特にスリ・置き引きについての注意が満載です。なので、空港についてもおちおち安心していられません。





空港からはタクシーの方がいいとガイドブックには書いてあったのですが、そう書いてあるとついつい挑戦したくなってしまいます。なので、市内までは電車で行ってみました。全然普通だったので、軽く拍子抜けでした。



サンツ駅からはタクシーを使ってホテル(Holiday Inn Express BARCELONA CITY-22@)に無事到着。チェックインを済ませて、まずはお部屋のチェックです。新しいからなのか、4人としては少し狭いものの、キレイなお部屋で一安心。でもホテルの外はこんな感じでした。

  

右の写真の奥に映っている黒い建物がホテルなのですが、周囲は落書きと路駐がすごくて、正直あまり雰囲気の良い場所ではありませんでした。昼間でもあまり人影がなかったので、夜は歩くのはしんどいかも知れません。実際、我が家も夜にホテルへ帰るときはタクシーを使いました。


チェックイン後、ホテルにいても仕方がないので早速街へ出てみることに。地下鉄とバスを使って中心部へ行ってみました。
  

改札がなんとも原始的で新鮮です。ジャンプして出て行った人とかもいましたけど、いいのでしょうか?


  


初日はあいにくの雨模様でしたが、下調べは一通り出来たので目的達成です。右の写真はランブラス通りのバル(タパスバー)です。少し早めの夕飯もいただき、お腹を満たしてホテルへ戻ったのでした。




ホテルに戻るとこれ以上ないのでは?というほどの土砂降り。。。戻ってきておいて良かったね〜、と家族で話しつつ、まったりとした夜を過ごしたのでした。写真は外を眺める沙和ちゃんです。


こうして一日目は終わったのでした。



そして2日目。この日は朝から盛り沢山でした。まずは腹ごしらえからスタートです。



朝食は無条件でついてくるのが嬉しいところでした。ベーコンやエッグなどはなく、簡単なものが殆どですが、ドーナッツなどもあったりして無料としては十分ではと思いました。コーヒーがあまり美味しくないのがいまいちでした。


2日目も朝から土砂降り。風も強くてとても観光日和ではなかったです。相当悲しかったのですが、ホテルでジッとしていても仕方がないので強風で壊れそうな傘を持って、そしてその傘もあまり効き目がなくずぶぬれになりながら地下鉄駅まで向かいました。


最初に向かった先は「サグラダ・ファミリア」です。ここはまだ未完成ということもあり、世界遺産には登録されていないそうです。


地下鉄の駅を出ると雨がほとんど止んでいるじゃありませんか。そして目の前には立派な建物が。事前に調べていた通り、本当に工事中でした。






初めて生で見るサグラダ・ファミリア。あまりに大きすぎて全容は写真におさめることはできませんでした。

せっかく中に入ったのですが、雨のためにエレベーターが停止しており、上に登れなかったのは残念でした。中に入ってもさほど大したものはないのですが、せっかくこれがメインで旅行しているので入らないという選択肢はないですよね。そんなわけで、一通り、グルッと見て周りました。



サグラダ・ファミリア設計者のガウディさんの肖像画の前で一枚撮っておきました。







立派なサグラダファミリアを堪能した後は、やっぱり地下鉄に乗ってお昼を食べに。この日のお昼は地球の歩き方に載っていた「タパ・タパ」でした。さすが地球の歩き方に載っているだけあって、日本人率高かったです。(笑)

  


写真の通り、お皿に色んなものが乗っていて、それを適当に注文して食べるというスタイルが一般的です。沢山歩いた後のビールはやっぱり美味しいですね〜。


その後、市街を散策しつつスーパーへ寄って買出ししました。お酒やおやつなど、大量に買い込んで一度ホテルへ戻りました。この方が断然お得なんですよね。スーパーにも生ハムが売っているのは、さすがスペイン、という感じでしょうか。





そしてホテルへ戻ったら、スペイン名物?シエスタ、ということでお昼寝です。スペインでは14時〜16時の間はお店とかも休憩時間になるようで、街が静かになってしまいます。郷に入っては郷に従えということで、我が家もお昼寝しておきました。


シエスタの後はこの旅行のもう一つの目玉、カサ・カルベでのディナーへ出かけてきました。その前にまた街を少し散策です。

  

  

食事の前なのに、そして結構寒いのにアイスを食べて喜ぶ2人。そして今回は日程の都合で諦めていたマーケットも見ることができ、納得満足したところでレストランへ突入です。


スペインでは、一般的にディナーの開始時間が非常に遅く、今回は事前にWebから20:30で予約しておきました。これで一番早い時間なんです。子供たちには少し厳しい条件ですが、シエスタのおかげで楽しく過ごすことができました。

  

  

こんな高級レストラン、そうそう来ることは出来ないのですが、今回は結婚10周年お祝い!という名目でおうかがいしたのでした。実際の記念日からは随分時間が経っていたので、ついつい忘れがちなのですが、そうでなければそうそう来ることは出来ない場所だと、改めて思ったのでした。美味しかったし、大満足。その後、タクシーでホテルへ帰り、2日目が終了したのでした。



さて3日目。


すっかりバルセロナの街にも慣れた我が家は、今度はホテル近くのバス停からスタートしました。

バス停の周りもやっぱり落書きだらけです。これがスペインなのでしょうか?他の地域は知らないので謎です。






最初に向かったのはコロンブスの塔です。上に登れるらしいとのことで、高いところ好きな我が家は当然登りました。見晴らしが良くて、バルセロナ市内を一望できました。


遠くにはサグラダファミリアも見えています。やっぱり高いところはいいですね〜。あにくの天気で絶景というわけにはいきませんでしたが、それでも眺望は楽しめました。


その後、近くのカテドラルへ入って見学。

  

大きな聖堂でしたが、中は沢山の人で大混雑。少し座って雰囲気を感じつつ、早々に退散しました。


お昼は3日目もやっぱりバルで食べました。今回はバスク風バル、と言われるお店でした。

  


これまでと同様に美味しかったのですが、やっぱり高いんですよね。。。スペインの物価が高いのか、それともこれって観光地価格なのでしょうか?きっと地元の人は行かないような店ばかりに行っているんだろうなぁ、とは思うのですが、他の店には行けず。。。




午後にはバスに乗ってグエル公園へ移動しました。この時点では雨はすっかりやんで、観光するには全く問題のない天気。風が強くて少し寒かったのですが、そんなことで文句は言えません。グエル公園は高台になっていて見晴らしがやっぱり良かったです。







有名なとかげにも手を食べられて無事に任務完了。まだ時間があったので、今度は新市街と言われる地域へバスで移動して、トラムにも乗ってみました。






路面電車のようなものです。乗り心地は良かったです。頭に変なのを巻いている人がいますが、気にしないで下さい。


さらに、まだ時間があったのでモンジュイックの丘の方へ行ってみました。フニクラという、ケーブルカーのような乗り物に乗って高台を目指しました。




高台からの見晴らしはやっぱり良かったのですが、コロンブスの塔、グエル公園と、この日だけで2回も見ていたので、さすがに感動は薄かったかな。。。登って早々に徒歩で下りてしまいました。


その日の夜は「7 Portes」でのパエリアがお夕飯でした。

  

非常に楽しみにしていたパエリアだったのですが、これまでのスペイン料理に少し胃が疲れていたのか、美味しかったのですがあまり感動は少なかったのも事実です。前日の食事が良すぎたのが原因かも知れません。贅沢病? ちなみに、ここは早い時間から食事ができたので、そういう意味では有難かったです。




そしてこの日は最後にライトアップされたサグラダ・ファミリアをもう一度見るために、地下鉄で最寄り駅まで移動しました。








夜に見たサグラダ・ファミリアは、また違った姿を見せてくれてなんともいい感じでした。わざわざ地下鉄で来た甲斐あったねぇ、ということで、最後はタクシーに乗ってホテルへ戻りました。やっぱり9時過ぎということで、長い一日が終わったのでした。




そして最終日の4日目。あいにく、ママの具合があまりよくなったので、遅めにチェックアウトしてお昼を食べに出かけました。



これはホテルの部屋からの眺めなのですが、眺めとしては完全に失格ですね。これだけ見ると不安を感じてしまうのですが、実際はキレイで快適なホテルだったことは付け加えておきたいと思います。なんと言っても我が家の定宿、Holiday Innなので問題なしです。

お昼に選んだのは日本食屋さん。。。バルセロナなのに、とか言いっこなしです。



ママの食欲はほぼゼロで、お茶だけすすって、ふぅぅぅ、と深呼吸していました。完全にスペイン料理で胃もたれしてしまったようです。また、慣れない長旅で疲れも溜まっていたのかも知れません。


美味しい日本食を食べた後、空港へ向かうために、来た時と同じようにサンツ駅へ向かい、そして空港から無事にイギリスへ戻った我が家だったのでした。





イギリスに来てから、自分は何度か出張で飛行機に乗って大陸に行くことはあったのですが、家族にとっては初めての海外旅行でした。Easyjet & Holiday Innという、お金のあまりかからない、リーズナブルな旅行でしたが、サグラダ・ファミリアを始め、みんなの心に多くの思い出が焼きついたのは間違いありません。

旅行に沢山行くのはなかなか難しいのですが、せっかくなのでこちらにいる間には出来る範囲で色々なところへ出かけたいね〜、なんて話をしている、我が家の面々なのでした。


(レポート かる)


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